2005年5月31日(火)
天候:雨のちくもり 風:西2m
最高気温:13℃
表水温:イカリ潟内のプール15.0℃、イカリ潟14.0℃、本湖13.5〜14.0℃
ついに、待ちに待ったスポーニングがはじまった。
イカリ潟のシャローには多くのネストが出現し、ネストを守る魚が数多く見られた。
ラージ、スモールともに確認でき、ラージはデカイのが多かった。
ネストの数的には最盛期の3〜4割といったところ。大潮を迎える来週明けにはさらにすごいことに
なっているのは間違いないだろう。
平日にもかかわらずイカリ潟には多くのボートが浮いてプレッシャーは高い。
目に付きやすい場所につくられたネストはかなり攻められているらしく、口にキズがある魚も結構いた。
ただ、ルアーを落とせばまだ簡単に口を使ってくる。
ニゴイやブルーギルなどに狙われているネストのバスは釣った瞬間に卵が襲われてしまうので、
控えてあげたほうがいいだろう。
リリースする時もおもむろに水中に投げ入れるのではなく、バスを手で支えたまま水中で落ち着かせて
やってから、ネストの方向に頭を向けて放してやるとネストに戻る確率が高くなるので実践してほしい。
イカリ潟にはアベレージか、またはそれよりも小さいようなスモールが相当数入っていて、カットテールの
表層引きに面白いように出てくる。
ネストを直撃したくない人はこの釣り方で簡単に2ケタいくのではないだろうか。
ガリソンのようなビッグ・スイムベイト系はプレッシャーが高いせいか、時間帯を見極めて投げないと
なかなか反応がない。
対照的に、ほとんどノーマークの本湖は水温が14℃と十分に暖かく、一級ポイントではガリソン・スピンに
激しくバイトしてくる。イカリ潟よりはやや季節的に遅れているものの来週明けの大潮では十分に
スポーニングに入る可能性は高く、昨年同様全湖でネストが確認できそう。
下の3枚の画像はネストを守る40cmのラージをジグヘッドで釣った時のもので、周囲をうろうろと回遊
していた50cmほどのメスと思われるラージが釣られたオスのラージを追いかけて水面直下まで
上がってきた様子である。
驚くことにこのメスはこのあと数分間にわたって、釣られて水面付近を泳ぐオスのラージにまとわりつくように
寄り添っていた。周囲にはペアリングしているラージのカップルもいたので、このメスもペアリングしたかった
のだろうか。
反応をみるためにメスのラージの目の前にノーシンカーを落としてみたがまったく無視された。(笑)
リリース後、釣られたオスは無事に再びネストを守り始めた。メスは何も無かったかのように悠々とまた
回遊している。ボートなどお構いなしである。(写真では少しわかりにくいですが、よーく見るとみえるかな!?)
下の右2枚の写真は巨大岩のてっぺんに作られたネストを守るラージの水中写真。
イカリ潟にはブルーギルもたくさんいます。