直線上に配置

桧原湖情報

直線上に配置

2005年6月20日(月)
天候:晴れのち雷雨のちくもり   風:無風のち北4m、雷雨が去ってからは方向が定まらなくなった
表水温:19.5〜21.5〜21.0℃      

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2005年6月21日(火)
天候:晴れ  風:無風のち南東1m
表水温:19.5〜22.5℃      

桧原釣るならやっぱり平日がベスト!トップにボコボコ出てきました。 しかしこの後、想像もつかないことが・・・

落雷のあった木。樹皮がめくれ、石が跳ね飛ばされていた。

エビをたらふく食べているややマメ。内容物を掻きだすとエビがたくさん出てきた。ジグも大好物らしい。

 フィッシング・プレッシャーから開放された月曜日。本日のゲストは平日がお休みの方で毎回平日に
ご利用頂いている。桧原湖ファンにとっては羨ましい限り。
 午前中、桧原のスモールたちはその期待を裏切らず、トップにガンガン出てきてくれた。
 今回もゲストの要望でスポーニング中の魚へのダメージを極力与えないようにするため、ベッド直撃はもちろん、
ネストが多いエリアでのワームのズル引きも封印した。

 バスの産卵を邪魔しない意味で、このような取り組みは重要になってくるが、どの程度までやるかは現在は
個人個人の考えに任されている状態だろう。
完全に産卵活動の邪魔をしたくないと考えるのであれば桧原湖の場合7月まで釣りは避けるしかない。それは
この時期多くのバスがスポーニングに絡んだ行動をとっているからで、プリの魚を釣ってストレスを与えることさえも
実証はされていないだろうが少なからず産卵に影響があるだろう。ネストさえ撃たなければいいというものではない。
私の個人的な考えとしては、この時期釣りはやっていいと思うが、現在の桧原湖の釣りの実情をふまえると
最もダメージが大きい、「ネストを守っている魚を釣って、その活動を放棄させてしまうこと」は避けるべきではないかと
考えている。
近い将来、桧原湖のスモールが安定期に入ってくると個体数が現在よりも減少する可能性が高いので、釣り人が
話し合って保護区を設けるなどの必要性が出てくるのではないかと思う。

 レポートを続けよう。
ということで今回はスイムベイト、表層引き、ジグヘッドのスイミング、アフター狙いのジグといった展開で攻略した。
フィッシング・プレッシャーから解き放たれたスモールは”なんの躊躇いも無く”バイトを連発させた。
しかし午前10時をまわったころからややバイトが遠のいてきてやがて北の空に怪しい雲が立ち込めてきたので
少し早めに昼食にあがった。

 食事を終えたころからしとしとと降り出した雨はやがて遠くから聞こえてきた雷鳴とともにみるみる激しさを増し
すぐにドシャ降りとなった。トップ50の小森プロも雨宿りのためにこたかもりに上陸。間一髪難を逃れた。
テレビでは新潟で大きな地震があったと速報が流れた。現地の被害状況を心配しつつ、新潟からさほど遠くない
ここ桧原湖でも震度1を観測し、釣果への影響も懸念された。
いっそう激しさを増した雨とともに雷の中心はまさにこたかもり上空へと移動してきた。何度となく近くに落ちるような
落雷に身をすくめていると、激しい音とともに窓の外に閃光が走った!
「落ちたっ!!」
キャンプ場内の湖岸に程近い立ち木を直撃した。後に判ったことだがその真下のバンガローにも何人かが雨宿りを
しており負傷者が出なかったことは幸いだった。
ふと窓の外を見ると何やら薄っすらと煙のようなものが辺りに漂っている。
「火事だっ!!」
誰かが叫ぶ。
「家の外が燃えてる!消火器、消火器持ってきて!!」
食堂内は騒然となり従業員の女性が消火器を持って走る。外に飛び出すとツンと鼻をつく臭い。
煙の方向に走ると屋外に取り付けられた検針メータが入った鉄製の配電盤が大きく膨れ上がってその隙間から
煙が噴出している。
消火の必要は無かったが、一つ間違えれば大惨事になっていたかもしれない。
この後も雷は鳴り続き、結局3時間の中断を余儀なくされた。

雷雨の直撃、地震の影響がたたったのか夕方の湖は沈黙状態。最後のいい時間帯にトップに出てきてくれたのは
小ぶりな2匹だけだった。
こたかもりでも過去に例が無いという今回の騒動で、本日のガイドは忘れられないものになった。
今回のゲストの方には気の毒な一日となってしまったが、来月のリベンジマッチに期待したい。

 火曜日はプラクティス・デイとして半日ほどアフターの魚を追った。日中の気温が28℃まで上昇し、まだ暑さに
慣れていない私は倒れそうになったが、水中でも季節の移り変わりが実感でき、まもなく始まるであろう
ラバージグでの入れ食いパターンに期待が高まった。