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じぐ男
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八郎潟でただひたすら巻き続けた男。その男が帰ってきた。
「マキ男」改め「じぐ男」となって・・・
そんなじぐ男の一日を追ってみた。
この男、ちょっと○○○。
ダブルヒットにご満悦のじぐ男とじぐ男*次男(右)
 じぐ男*次男様のガイドを一週間後に控えたある晩、
一本の電話がかかってきた。
聞き覚えのある声。しかしこころもち不安そうである。
  ・・そう、マキ男だった。昨年、八郎潟では自信に満ち、
一日中ハードベイトを巻き続けた男。そんな男が今、言う。
「高久さん、ヒバラ、ハードルアーで釣れますか?」
友人のジグ男*次男に桧原湖釣行に強く誘われたらしい。
「今の時期はディープですねぇ。ラバージグですよ!」
私は答えた。するとさらに落ち込んだ声で・・・
「そうですかぁ。ちょっと考えさせてください・・・。」
  きっとマキ男は来ない。わたしはそう直感した。
どんな状況下でも安定した釣果をだす次男
ライトリグのシェイキングは他をよせ付けない
 しかし、わたしの予感は裏切られた。
朝、ボートの準備をしている私に 「うぃ〜す」と誰かが
声をかける。一見、やつれた並木敏成風のその男。
  マキ男だった。

 私はマキ男に自信をつけてもらおうと、朝一シャローへと
走った。ライトリグでいくらでも湧いて出てくる小バスと
戯れるために。
 マキ男は興奮を抑えきれない様子で小バスをいじめ続けた。
このままでは一日中このパターンになりそうだったし、あまり
やり過ぎると「桧原湖小バス虐待に関する条例」にひっかかる
ので、次にディープのラバージグパターンをすすめた。
いつもお行儀のよい次男
ランディングもいたって静か
次第に自信を深めていくじぐ男
もはやマキ男の面影は感じられない
お〜っと! おしりからグラブのテールが!!
サングラスをかけると新庄剛志似のじぐ男
でも帽子はN.Y.
ごじまんのOAKLEY(レンズはタレックスに
入れ替えてある)をはずすと・・・
「のらねぇ〜」
いつもオーバーアクションのじぐ男
見ていて飽きない
「(そこに)投げたら殺す!!」
ディープフラットで入れ食いのピンをみつけたじぐ男
もはや誰もそこへキャストすることはできない
投げたらホントに殺される!?
大バックラッシュで15分も湖底にラバージグを放置
ジグを引き上げてみるとそこには魚が・・・
かってに釣れちゃった魚に大喜びのじぐ男
バスはジグ丸飲みでグッタリしてました
        そしてあらたに今日、じぐ男として生まれかわった。
そんなじぐ男を祝福するかように、マリーナへと向かう空には虹が出迎えてくれた。
完